こんにちは、てぃんです。
以前の記事で消防士の1日をメインでお話したんですけど、今回は約6年間の消防人生についてお話したいと思います!
前回の記事はこちら
【消防士の1日ってどんな?】元消防士だからこそ出来る話をお伝えします!
6年間の消防人生
振り返るとほんとにあっという間でしたね。
何で消防士になろうかと思ったかは前回の記事で触れていますが、ほんとに貴重な時間を過ごすことが出来ました。
途中で辞めちゃってるので自分の思いが全う出来たかって言われると何とも言えないですが、6年間は本当に全力で働いてきましたし、辞めたことに後悔もしていません。
というわけで、まず1年目からどんな感じだったか振り返っていきますね!
消防人生1年目
まず、「不安と期待の1年目」です。
1年目の最初の半年間は消防学校での訓練期間になります!
それはそれは正直きつかったですよ。(笑)
人を守るとはどういうことかってことを徹底的に叩き込まれました。
訓練でちょっとでも辛い顔をしようものなら、お前より辛い人たちが待ってんだよ!!って。
ほんとそうなんですよね。人を守るって多分そう言うことなんですよね。
そう言った気持ちの部分と消防活動で必要な最低限の知識を半年間に渡って身につけます。
正直ちょっと人格が変わった気がします。(笑)
消防学校は全寮制で平日訓練と勉強をして、土日や祝日はちゃんと休みです。
消防学校の1日は大体こんな感じ↓
- 6:00起床
放送が鳴るので起きて点呼が始まります。(※周りに迷惑を掛けない程度のアラームでちょっと早く起きる人もいたりしましたね。)
- 6:30掃除
学校周りの掃除などを手分けして行います。
- 7:00朝食・事前準備
朝食を済ませて、授業の準備や訓練の準備をします。
- 8:30訓練or授業開始
訓練をする日と学科の日が分かれています。
- 12:00昼食
学食で昼食を取ります。(売店もあるのでみんなでアイスを食べたりもしてましたね。)
- 13:00訓練or授業開始
午前中の続きです。
- 17:00自由時間
基本的にここからは自由時間です。(お風呂に入ったり、勉強したり、自主訓練をしたり、洗濯をしたり。)
- 18:00夕食・お風呂
夕食とお風呂はクラスによって時間が分けられてるので、その時間で動きます。
- 22:00点呼・就寝
点呼が終わると就寝に入ります。
ざっくりこんな感じですね。
どんな訓練をするのかは別記事で!
消防署へ配属
半年間の訓練が終わると、いよいよそれぞれ消防署に配属となります。
実務の始まりです!
やっぱり初めて出場した災害は忘れませんね。
火災の通報だったんですが、結局車の交通事故の現場でした。
車の事故とかだと、ガソリン流出の危険とかもあるので火災通報で入ったりもするんですよね。
それで気になる1年目の消防生活なんですが、ほんとに毎日毎日疲れ果ててましたね。(笑)
当たり前ですけど、若手の仕事の雑用があったり、覚えないといけないことが山ほどあってなかなか仮眠時間はとれません。とにかく周りに気を使う毎日です。
消防士になりたい!!って方は覚悟しといてくださいね(笑)
消防人生2年目
この辺からはまあ少しだけ慣れてくるかもしれないですね。後輩も入ってきたり、仲の良い先輩や可愛がってくれる上司の方も出来てきて。
ただまだまだ覚えることがいっぱいです。というかもう常に学ぶことだらけでしたね。
時に先輩や上司に怒られながら、少しずつ成長していく時期だと思います。
1年目のガムシャラさとは違い、少し頭で考えながら行動できるようになると思いますし、怒られてる意味とかもわかってくると思います。
そして、日々の生活にも少しだけ余裕が生まれてきて休みの日は趣味の時間にあてたり出来るようになると思いますね。
消防人生3年目
この辺からは自分がどういう業務をしていきたいかというのが明確に決まり始める人もいると思います。救急隊に入りたい人、レスキュー隊に入りたい人、ポンプ隊をやりたい人、機関員(※消防車両の運転手)をやりたい人など。
各部隊については簡単にこんな感じです。
もちろん全部の部隊同じ現場に行くんですけど、車に積んである資器材が違います。
ポンプ隊 | レスキュー隊 | 救急隊 |
主に火災現場などで活躍 | 主に交通事故などの現場で活躍 | 主に救急の現場で活躍 |
僕はポンプ隊としてとことん経験を積みたかったので、ポンプ隊の中でもちょっと特殊な資器材があってほんとに消火活動に特化した部隊があったのでその部隊に異動希望を出して異動させてもらいました。
そこの部隊では昔レスキュー隊をやっていた人などベテランで知識のある方が多かったので、ほんとにたくさん勉強をさせてもらいましたね。
この辺からはようやく仮眠時間を取れるようになってきましたね。
消防人生4年目
4年目も同じ部隊で勤務させてもらいました。というかここから退職までの期間ずっと勤務させてもらいました。
ほんとに色んな意味でここが一番お世話になりましたね。(その分たくさんご迷惑もおかけしましたが。。)
この辺からなんですよね。地元で働くってことを意識し始めたのは。
消防士という仕事が嫌だったわけでもなく、ただ自分がどういう人生を送りたいかって改めて考えた時に地元に戻るっていうのも選択肢としてありなんじゃないかと思いまして。消防士としての生活にはだいぶ慣れてきていた頃ではあったんですけどね。(笑)
消防人生5年目
仕事にはほんとにだいぶ慣れてきて大好きな音楽をやる時間も増えて、軽音楽部の部会にも入りましたし、休みの日はひたすら音楽してましたね。
仕事はもちろん精一杯やってましたよ!
そして先輩や上司と人生相談をたくさんしました。(笑)
そんな5年目です。
消防人生6年目
そしていよいよ退職の年なんですが、決定的なきっかけとなったのは、父親の定年退職です。
ほんとにお疲れ様って感じで1つの会社で定年まで全うしたんです、尊敬します。
それで、プロフィールにある通り、僕男三兄弟で末っ子なんです。しかも兄二人はそれぞれ東京と沖縄にいて宮崎には戻りそうもない。。
そうなった時に、やっぱり両親の近くに誰かしらいた方がいいかなーって思ったんですね。
子供が戻ってくるということで両親はそれはそれは喜んでましたよ。(笑)
後はもうプロフィールの通りです。どうせ地元に戻るなら違う業界にチャレンジしてみよう!ということでWeb業界へ。
チャレンジ精神が割と強いんですよね。後先考えないというか。(笑)
そして今に至ります。
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